多くのシーンで注目されてきている久米島の海洋深層水。その舞台を支える企業の内側に迫ります。
▼業務内容・商品・サービスについてお聞かせください。
弊社では久米島のきれいな海、かつ国内最深の612mから取水した海洋深層水を原料とした製品生産・研究開発を行っています。海洋深層水100%の「球美の水」をはじめ、「球美の塩」、海ぶどう、にがり、スポーツドリンクから化粧品にいたるまで、海洋深層水を使った商品を各種生産しております。
自社生産の商品以外にも現在、スナック菓子やカップ麺、のりなど食品の分野や化粧品などの美容関連にも弊社の商品を利用していただいています。
また、車えびの養殖においても数年前から使用しております。
ありがたいことに「うちの商品で利用してみたいので、サンプルをもらえないか?」という企業からの問い合わせをいただく事が最近増えてきていますね。
海洋深層水とは水深200m以深の海水の層で、2000年の時をかけて地球を循環しています。光が届かないため植物プランクトンなどによる栄養分消化がされず、いわば栄養分(ミネラル)の貯金箱ですね。なかでも日常生活で不足しがちなマグネシウムが多いのが特徴です。
弊社の「球美の水」はニーズに合わせて硬度(ミネラル含有量を示す値)を変えた商品を数種生産していますが、その特徴として挙げられるのは、やはり海洋深層水100%でミネラル含有量が非常に多いというところです。
一般的な国内のミネラルウォーターの硬度が概ね100以下、それに対して「球美の水硬度 1000」は名前の通り硬度が1000です。
一日コップ2杯ほどでミネラルを補うことが出来てしまうんですよ。
健康の為にと毎日お飲みいただいている方も多いのですが、初めはみなさん飲みやすく癖の少ない、低硬度の商品を購入するんです。しかし、しばらくお飲みいただくと何かしらの実感があるのでしょうか、高硬度の商品に切り替える方が非常に多いですね。
▼この仕事をしていて、嬉しかった事や苦労した事などがあればお聞かせください。
私はこの会社に入るまでは某ホテルで20年ほど働いており、いわゆる物を扱う業務に携わるのはこの会社が初めてでした。
ここに入ってからは日頃からスーパーに並んでいる商品のラベルをチェックするようになり、この商品はどういった流れでこの棚に並ぶことになったのか、など物流の仕組みやプロセスを考えるようになりましたね。
職業病とでも言うんでしょうか?まったく違った目線で物を見るようになった自分に少し驚きながらも一種の新鮮さのようなものも感じています。
また、もうひとつは外せないのは「感動」です。
例えば、私どもが扱っている海ぶどうですが、育成に関して水温・室温・塩分濃度をはじめとした多岐にわたる管理項目があります。
どれか一つが欠けただけでもたったの一晩で商品価値の無いものになってしまう位にとてもデリケートな植物なので、管理に関しては万全の体制を取っています。
また普段、消費者の方々が海ぶどうとして目にしているものはいわゆる葉にあたる部分なのですが、その元となる母藻から摘み取った後、「養生」という摘み取った切り口を治す工程が入るんです。
こういった諸作業を経て、商品として店頭に並ぶまでおよそ1ヶ月ほどかかるのですが、その頃には一種の愛情のようなものが芽生えてきますね。わが子のような感じですよ。
この感動があるからこそ、日々の業務に良い状態で臨むことができますし、商品も自信をもってお勧めすることができます。
▼尊敬する人物や好きな言葉はありますか?
母がよく言っていた言葉なのですが、「三つ子の魂、百まで」という言葉がありますね。私生活だけでなく、仕事においてもこの言葉の影響を受けています。
例えば、社内での人材育成に関しても、すでに身についた性格や能力を変えることは簡単ではないので、まずこの人物がすでに持っている部分をどのように活かしながら伸ばしていくか考える。
子供との接し方に関しても同じことが言えます。私自身も母から耳が痛くなるほどこの言葉を聞かされましたからね。
業務にあたっていても初めが肝心という事が頭にあるので、この考えがあったからスムーズに行くんだと感じる場面も多々ありますよ。
その点ではやはり自分にとても影響を与えている一言ですね。
▼会社の魅力・特徴などがあればお願いします。
さきほども述べましたが、弊社の特徴はやはり徹底した管理の下で生産する商品品質の高さです。
作業所内の無菌室をはじめ、駐車場の除草など敷地内すべてに気を配っています。
無菌室に関しては、基本的に部外からの方は一切入室をお断りし、関係者でも消毒や装備をした上で入室します。衛生面では、専門の方からも評価していただいていますよ。
▼今後の抱負・決意
これまでもそうですが今後もやはり、衛生面の徹底・品質の向上・安定生産の三点は常に意識していきたいです。
これまでに商品の生産が追いつかずに取引先にご迷惑をおかけした事もあったので、安定生産という面ではこれからもさらに気を遣っていきたいと考えています。
また、もっと広く消費者の皆様に海洋深層水の良さを知ってもらう事が必要だと感じていますね。
私自身が当初に感じた感動を伝えたいという事もありますし、これだけ良い点を持ったものなので「海洋深層水=沖縄・久米島」というくらいに、全国に根ざすことが出来ればと考えています。
▼最後に一言あればよろしくお願いいたします。
一日一本の幸せをどうぞお試しください!
健康であるということはとても幸せなことです。
私どもは海洋深層水をご利用いただき、みなさまの幸せのお手伝いが出来ればと考えております。
久米島海洋深層水開発株式会社をこれからもよろしくお願いいたします。
今回、インタビューを行う前に海ぶどうの作業所内を少し拝見させていただいたのですが、やはり徹底した衛生管理ぶりが印象的でした。現在、海ぶどうの生産に関しては特に厳しい法的基準は無いようなのですが、自社で高い基準を設けて生産しているという事で、消費者を意識した企業の姿勢には感心しました。
またお話いただいた天久所長もインタビュー中に軽いジョークを飛ばしたりと気さくな方でしたが、会社の話をしているときは真剣なまなざしで、この仕事に対する意識の高さが感じられました。
県外に段階的に商品展開していくという話も伺ったので、今後の動向がとても楽しみです。



久米島海洋深層水開発 株式会社














