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株式会社アイレント

株式会社アイレント
今回は、株式会社アイレントの中島一臣 代表取締役専務にお話を伺いました。
浦添市・那覇市・うるま市と広く展開するアイレントのレンタル業に対する思いに迫ります。

▼業務内容・商品・サービスについてお聞かせください。

 

株式会社アイレント

我々の業務はレンタル業になります。いろいろ扱っていますが、家庭用品から事務用品、パーティー用品、レジャー用品、少し特殊なものになると国際会議、医学学会で使用される機材になります。

会議・学会等の機材は映像関係がメインになるのですが、内容はパソコンや液晶の大型プロジェクター、スクリーンその他各種ツールになります。

その他、シーズンに応じた野外イベントに関するテント、いす、テーブルなどの機材です。これまでお話したのはいわゆる「モノ」なのですが、専門的な機材をレンタルする際には、それを操作できる技術者が必要となりますので、そういう際にはオペレーターもセットでレンタルするという形も取っています。

トータルでおよそ2000種類以上の物品を取り扱いしています。

 

▼この仕事をしていて、嬉しかった事や苦労した事などがあればお聞かせください。

 

嬉しいことと言えば、やはりご利用いただいたお客様からの感謝の言葉ですね。

サービス業としてはそれが一番ですね。野外のイベントを例に取ると、どうしてもイベントと言うのは華やかな現場なのですが、我々がしている事というのは裏方、黒子のようなものですのでなかなか表には現れないですよね。

そういう2~3日間あるひとつのイベントが無事成功して終了すると、お客様から「ありがとう、また来年もよろしく」といった言葉を一言だけでもかけていただくと、「本当に良かった」と強く思います。

 

中島一臣 代表取締役専務

苦労している点は、人材の確保と育成です。どの業種もそうだと思うのですが、レンタル・イベント業界というのは、肉体的にも精神的にもきつい所があります。特に夏場になると、イベント等も多いのでどうしても残業が多くなってしまいます。

そういったこともあって、なかなかスタッフが定着しないというのが一番苦労させられるところですね。好条件で募集をかけるので、来ることは来るのですが長くもたないんです。

人を育てるという部分は非常に気にかけながらやっていかなければと日頃から感じていますね。ただ、これについてはしょうがない部分もあると思います。

ついていけない方はこの先何年いても同じだと思うので、早いうちに答えを出した方がいいと思います。出来る方というのはやはりとても興味をもって仕事に取り組んでいるという部分がありますね。そういった方は伸びるのがとても早いです。

幅広いレンタル商品について、仕事をしながらも自分の興味の持ったものについて勉強して、自分のものにしていっていますね。面接の短い時間でそれを見極めるのは難しいので、そういった方をどうやって採用するかが大きな課題です。

 

▼これまでの主な実績などを教えてください。

 

アイレント・レンタル商品

これまでの実績として規模の大きなものは、「IDB(米州開発銀行)年次総会」があります。

これは世界的にも大きな国際会議で、それが沖縄で行われることになったんです。

コンベンションセンターに総会の為の準備室というのでしょうか、アメリカにある本部とほぼ同じ内容のものを作るんですね。

そこで使用した機材や事務用品などを私たちがレンタルさせていただいています。

貸し出したものが大きいというよりは、大型の規模のイベント・会議等に関わっていられるという部分にはやはり誇りに思っています。先日行われた「沖縄・九州サミット」の際もいろいろと事務関係の機材をレンタルさせていただきました。

大型の実績となると、野外のイベントや会議等が中心になってきますね。

 

▼社名の由来について教えてください。

 

弊社の「アイレント」という名前の由来なのですが、もともと大阪にレンタル業をしている「エイトレント」という会社があって、弊社の社長がレンタルの事業を立ち上げたいということで、この会社に出向いて仕事についてのノウハウなどを勉強したんです。

いわばアイレントの生みの親ですね。

その会社の影響が理由のひとつです。また、「アイレント」という名前だと「あ行」になるので、電話帳で調べる際に一番初めに出てくるというのも理由のひとつだと聞いています。

 

▼会社の魅力・特徴などがあればお願いします。

 

お客様には「商品は基本的になんでもそろえています」ということでご案内しています。

お客様から要望のあったものは仕入れ対応も致しますし、場合によっては同業他社から調達してでも貸すといった事もあります。我々としては、機材レンタルに関して、サポーター・エンジニアもセットでご利用いただけるというのは他社に比べ大きな特徴だと考えています。

 

アイレント看板

また、レンタルの要望については問い合わせ内容の統計をデータとして取っているんですよ。

お問い合わせのある商品の中にはニーズが少ないのではと考えられるものもあるのですが、扱っていませんとお断りしたものに関しては、基本的に月ごとにデータとして集計して今後の仕入れの検討材料としています。

一般の個人のお客様にも多数ご利用いただいていますが、やはり、我々レンタル業は基本的にそういった一般のお客様が土台になっています。

イベントとなると、また定期的なイベントでないので一度きりのご利用であったり、台風などによる中止で突然キャンセルになってしまったりということが結構あります。

売り上げの見込みが突然ゼロになってしまうのは、我々としても厳しいですね。一般の個人のお客様にある程度ご利用いただき、会員になっていただくと、土台が出来上がりますので、そういった大きなキャンセルがあったとしても安定してやっていけるという部分がありますね。

アイレントは浦添市の本社・那覇市・うるま市と現在3店舗ありますが、いらっしゃるお客様はほとんどが個人のお客様ですね。

難しいのは、どちらにも片寄らない形で運営していくことです。物を仕入れるにしても、大型の機材関係も必要ですが、こちらに予算を割きすぎると個人のお客様向けの物も仕入れることが出来なくなってしまう。我々は全てのお客様のニーズに応えるという理念を持っていますので、そういったことがない様、注意を払いながら運営しています。

 

▼今後の抱負・決意

 

会社の社是が「人に愛、地球に愛」という言葉なのですが、わかりやすいにもかかわらずこれを形にすることがなかなか難しいです。

「人に愛」という部分では、社員に思う気持ちの大切さですね。

先ほど「仕事がきつい」「辞めるスタッフが多い」とお話したのですが、心のつながりを大事に考えてやっていけば、わかってくれる方は自然に残っていきます。

今後はこういう部分は改善していかなければならない部分ですので、常に「人に愛」という事を意識しています。

 

中島一臣 代表取締役専務

また、我々レンタル業というのはリサイクルの概念もあって、同じものを何度も繰り返し使うという点では環境改善にも貢献していると考えています。この気持ちを持ちながら真剣に業務にあたっています。

現在は当時に比べると、驚くほど安くで様々な物を手に入れることが出来てしまう。

利用する側からすればとてもいい事なのかもしれませんが、一方で買っては捨て、買っては捨て、という環境面で考えると時代に合わない流れが出来てしまっています。

これからはそういう面で環境に配慮した考えを、レンタル業を通して伝えていきたいです。少しでも環境改善のお役に立てればということで、アイレントをご利用いただいた方にアンケートをお願いしています。

そのアンケートというのが、沖縄の環境団体10団体の中から自分の気になる活動を行っている団体に投票するというものなのですが、この投票結果で一番票を多く集めた団体にアイレントの売上の一部を寄付させていただいています。

また、これから会社として成功させていきたい分野なのですが、リサイクルショップをうるま市の店舗でスタートしています。これまでレンタル商品の需要が低下してきたもの、劣化してしまい店頭に出せなくなってしまったものなどは、こちらで保管を続ける訳にもいかず廃棄していました。

ただ、それでは良くないという事で、リサイクルの店舗を作って、そこでレンタル終了したものを格安で販売する形をとりました。廃棄していたものを商品として格安で販売し、その売上でお客様に満足いただける、時代に合った新しいものをレンタル商品に追加するという良いサイクルが出来始めています。

リサイクルショップ自体は2005年の6月にオープンしましたが、少しずつ反響が出てきていますね。

レンタル自体で利益はすでに出している分、既存のリサイクル店に比べてかなり安く商品提供することが出来ますし、普段なかなか出回らないような商品が店頭に並ぶことも魅力の一つです。あとは店舗の場所を認知してもらう事がこれからの課題です。

 

【取材後記】

取材をして驚いたのはやはり倉庫内の豊富なアイテムの数。インタビュー中でもありましたが、「なんでも揃えています」と案内できるのは、 このアイテムの種類と数があるからだと感じざるを得ませんでした。

今回インタビューに応じていただいた中島代表取締役専務は、落ち着いた雰囲気でアイレントの今後やご本人の感じるところをお話して下さいましたが、 その真剣な姿に「レンタル業」へ関わる上での姿勢や思いを感じ取ることが出来ました。

地球の環境破壊が叫ばれている今、人の声を反映した寄付の活動や物を捨てないサイクル作りを実践している姿勢は、 是非見習わなければならない所だと思います。

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