
お客様とのコミュニケーションを大切にしているそのお話を伺って参りました。
▼『メガネファッションコンサルタント』というお仕事の内容を教えて下さい
この仕事は、お洋服のファッションコーディネーターと同じように、お客様にとってお似合いになるメガネのご提案やアドバイスを差し上げることで、その方が周囲から見て輝く存在になっていただくことをその目的としています。
『メガネファッションコンサルタント』は、メガネのレンズメーカー『HOYA』さんが主催している講習会に3年間参加(1ヶ月に3回、定期的に通います)し、勉強することで得られる資格なのです。
当社では私を含めて10名います。この資格を得たことで以前にも増してより詳しく、そしてより分かりやすく、メガネ選びのアドバイスをさらに自信を持って差し上げることができるようになりました。
メガネも洋服と同じようにお考えいただいて結構です。最近はとてもファッション化していますから、TPOに合わせて選んでいくことが当たり前となっています。従来のように、『メガネは見えさえすれば良い』という、ただ一つの目的だけではなくなってきています。大きくは、『仕事用メガネ』と『プライベート用メガネ』というように、使い分けている方が増えてきていますね。そのように使い分けをされた方が、その個人の魅力をより引き出しやすくなると思います。私達はそういったこともお客様にお話ししながら、メガネのご紹介をさせていただいております。
▼お仕事をされていて、良かったことや大変なことをお聞かせ下さい
良かったことと言えば、これは特に女性のお客様のケースが多いのですが、私達も一緒にメガネ選びのお手伝いをさせていただいた結果、「周りの友達や家族から『よく似合っているよ!』と言ってもらえた。だからとても嬉しい!」とか、「メガネ一つでこんなにも印象が変わるなんて夢にも思わなかった。ありがとう!」など感謝の言葉をいただいた時、この仕事をしていて非常に良かったなと思いますね。お客様の魅力を、周囲の方に伝えるお手伝いができたということで、本当に嬉しいです。
大変というか難しいなと思われる部分は、私達から見て、そのお客様にはとてもお似合いになるメガネだなと思いその商品をお勧めしたとしても、『似合うメガネ』と『お客様自身が好きなメガネ』との間には、違いが生じる場合があるんですね。
だからどんなに「お似合いですよ!」とお話ししても、「いりません。」とか「このメガネではイヤです。」とおっしゃられてしまう場合もあります。それで私達から見て、そのお客様のせっかくの魅力が半減してしまうようなメガネをお選びになられた時には、「残念だな・・・。」と思ってしまうことも正直言ってあります。
このような場面に出会ってしまった時には、この仕事をしていてとても難しいと感じることもあります。
私達の仕事においては、お客様と顔を合わせてお話しすることが一番大切なことなんです。お客様から使用目的やご要望のお話をいただくことでその使用環境をイマジネーションし、何点かをチョイス、又はご提案を差し上げています。そしてそのアドバイスもお考えの中に入れていただきながら、最終的にはお客様自身で理想に近いメガネをお選びいただく、というスタイルを心がけています。
▼好きな言葉はありますか?
私には好きな言葉がたくさんあります。
でもその中で特に好きなのは、『感謝』とか『ありがとう』ですね。
このような仕事をしていますから、メガネをご購入いただいたお客様への感謝の気持ちは当然のことながら、お店に足を運んで下さった皆様にありがとう。出会えた方全員にありがとう。そしてプライベートにおいても、喜びや幸せを感じられるその場に居合わせたことにありがとう。今日という日を無事に送れたことに対してありがとうなど、生活全般についても感謝の気持ちを忘れないように日々を過ごしています。
日常生活の中で起こるすべての物事に対して、それが自分にとってマイナスのことであったとしても、それはそれで意味を持っているのだから、それも一つの教えとして経験できたことに感謝しなければいけないという想いでいます。
▼最近のメガネの流行は?
最近は、シャープでキリッとした感じのメガネが流行りですね。形で言うと、四角くて細身のものが主流となっています。これは男女に関係なく全般的な傾向と言えます。フレームの材質については、その好みが本土と沖縄では多少違ってきていまして、沖縄ではプラスチック製のものがまだまだ人気です。フレームの色は、メガネそのものが自己主張をしているようなはっきりしたカラーのものがよく出ています。
こういった流行りというのは、テレビの影響がとても大きいです。例えばプラスチックフレームの流行がいまだ終わらずに続いているのは、終わりそうになっても芸能人の方々がそれをかけてテレビに出られているからなんですね。個性的で洗練された雰囲気に魅せられてしまった一般の人達は、メガネ店で「あれと同じようなメガネはありませんか?」と思わず訊いてしまうのです。
最近では、その最も良い例が『アンジェラ・アキ』さん。黒縁のプラスチック製メガネをかけてピアノを弾きながら歌う姿は、とてもカッコイイですよね。以前は、女性で黒縁のメガネをかけるということに抵抗感を持っている方は、わりと多かったのです。
ところが彼女の出現で、その抵抗感がなくなってきたようです。むしろ、個性を主張するにおいて、それは『あり』なんだという感覚が生まれてきたようですね。
▼これからの抱負と、お客様に対するメッセージをお願いします
自分自身をもっと研鑽していって、この『中の町店』のためだけではなく会社全体のため、そしてお客様のために何ができるか、ということを追求していきたいですね。
メガネのあり方について考えてみると、現代は『見えればそれだけで良い』という時代ではなくなってきています。そこにはファッション性も加わりますから、服を着替えるのと同じ感覚で考えていく時代に入っているのです。そこで私達の役割も、今後はもっと重要になっていきます。そして活躍の場も広がっていくことでしょう。
だとすると、私を含めた10名のメガネファッションコンサルタントは、後に続く後輩を育て増やしていかなくてはなりません。そして『メガネ1番』であればどこの店舗に行ってもお客様に満足のいくアドバイスを差し上げられる状況をつくっていかなければなりません。今お話したことが、これからの抱負になるのでしょうね。
お客様に申し上げたいことは、「いつでも気軽にお店の方へ足を運んで下さい。」ということです。
メガネは安い買い物ではないので『敷居が高い』というイメージをお持ちの方が多いようです。でも『買う』『買わない』は抜きにして、例えば「自分に合うメガネはどれですか?」とか「~な目的で使いたいんだけど…。」という相談だけでもOKだし、現在使用のメガネの調子が悪いからその調整のためにいらしても構いません。その時に「メガネをかけて~な自分になりたい…。」とお話しいただいても良いのです。
そんな風にして、『メガネ1番』が皆様の身近な存在になれたら嬉しいです。
皆さん!今回のインタビュー記事は、いつもの『元気企業』とは少し性質が異なっていたということにお気づきになられましたか? 『元気企業』というと、毎回、各企業・各店舗の代表取締役やオーナー、あるいはそれに近い方々に、とても有意義なお話しを伺って参りました。しかし今回は・・・。
メガネファッションコンサルタントの宮城早苗さんは、普段『メガネ1番』の店頭で『最前線』に身を置いていらっしゃる一人の社員なのです。『メガネ1番』さんへ取材のお願いをしたところ、一押しの人物としてご紹介いただき実現したのが今回のインタビューでした。お客様とのやりとりやこれからのメガネの方向性など、現場ならではのお話しを伺うことが出来、メガネを愛用している私自身にとっても意義深い取材となりました。
『最近流行のメガネ』の話のところでは、「芸能人の影響が大きい。」というコメントがありましたが、私もその中の一人。あまり人には話したことがありませんが、実は『ジャン・レノ』が好きで、まん丸のフチメガネを愛用しています。自分では似ている(?)と思っていますが、これ以上のコメントは周囲のヒンシュクを買うモトとなりますので控えておきます。



メガネ1番 中の町店














