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t-guma (てぃーぐま本舗)

t-guma (てぃーぐま本舗)
今回はt-gumaの白川敦子マネージャーにお話を伺いました。
t-guma立ち上げのいきさつとこれからを伺ってきました。

 

▼お仕事の内容をお聞かせ下さい

 

t-guma:モンステラデザイン

『島リゾート』をコンセプトに、リゾート地での様々な場面(例:ビーチ・観光スポット・ディナー・お酒の席・リゾートウェディング等々)で、オシャレにかつカジュアルに着られる(身に付けられる)ような服(あるいは雑貨)をデザインし、それをお客様にご提案させていただいています。

頭の上から足の先まで、つまり帽子から始まってトップス・ボトム・靴下・靴などをトータルな形でファッションコーディネートし、それを着ていただくことで、休日にリゾート地で味わう気持ちの高まりを感じてほしいのです。それで今はその途中の段階にいます。

 

克政代表

デザインのテーマは島リゾートに息づいている『動植物』。例えばチョウチョウ・ハブ・ハイビスカス・パパイヤの葉・モンステラ(熱帯系の観葉植物)等々・・・。デザイナーは、当店代表で私の主人の白川克政です。

『てぃーぐま』とは八重山地方(私達は二人とも石垣島出身)の方言で、『手が器用』という意味です。商品のデザインから始まって印刷(染め)・縫製まですべて手作りなので、この名前を付けました。

 

▼t-gumaさんを立ち上げたいきさつを教えて下さい

 

t-guma:店内

主人は、沖縄へ観光に来て下さった方々にも親しんでいただいているあの『海人Tシャツ』を作った白川弘(手作り館工房海人株式会社 代表取締役名誉会長)を父に持ち、一緒に仕事をしてきました。しかし「自らのデザインを洋服にし、それをブランド化したい!」という夢を持っていましたから、私達は二人で独立し一から会社を立ち上げることにしたのです。それが現在のt-gumaで、今から3年前の話です。

当時は、石垣島にある『あやぱにモール』という商店街の小さな空き店舗で、お店をスタートさせました。服を作る工場はここ(那覇市三原)です。ここで作ったものを石垣島の方に運んでいました。それは今でも続いています。

元々ここは工場だけでしたが、一昨年、小禄ジャスコで開催した『石垣島物産展』に出展させていただきました。すると地元の方々からも「これはいいね! 那覇にも店舗はないの?」というお声が上がりました。それならここには商品の在庫があるのだから、工場の一画を改装(図面引きや廃材集めをしてのオール手作り)してショールーム的な店舗を出そうということでオープンさせました。それが去年の11月1日のことです。

ですから現在は、那覇と石垣の2箇所でお店を構えています。

 

▼独立当初は大変なご苦労があったと伺っていますが?

 

t-guma:仕事風景

独立時、私のお腹の中には二番目の子がいました。独立しても最初から洋服の仕事があったわけではないので、その後二年くらいは無給で、生活費は今までの貯蓄を切り崩していました。やがて子供は生まれ、でも親には泣き言を言えませんでした。

こういう時だからこそ、二人で力を合わせて頑張ろうということで、まずは内職を開始しました。
小さな毛糸のボンボンの中に魔除けの意味を込めた塩を入れ、それをシーサーの形にカットしたストラップを作り始めたのです。夜は二人でストラップを作り、昼は子供を抱えながら作ったストラップの営業に走り回りました。しかしどこを回っても断られる状況が続き、世の中の厳しさを本当に思い知りました。

そのような中、一軒のあるおそば屋さんで私達のストラップを置かせてもらえることとなりました。この時は涙が出るほど嬉しかった! そして少しずつではあるけれどやっとお金も入るようになり、何とか食い繋いでいける状態にまでなりました。主人は洋服のブランドを立ち上げたいという想いを持ち続け、デザインだけはずっと描きためていましたから、いよいよそれでTシャツを作り始めました。

 

t-guma:葉脈デザイン

石垣島で最初にお店をオープンさせた時には、商品は私達が作ったTシャツ100枚だけ。だけどそれだけでお店を開くわけにはいかないので、個性的な商品を扱っている方々を訪ねて「こちらの商品を私達のお店にも置かせて下さい!」と頼んで回りました。最初はこのような形でスタートしたのです。
でも今はお蔭様で、t-gumaのオリジナルデザインをどんどん立ち上げられるようになり、それだけでお店の運営ができるようになりました。

 

▼このお仕事の良いところは?

 

t-guma:白川敦子マネージャー

主人は自分の作りたい服のイメージ画を起こし、その服のイメージに合ったデザインを日々楽しそうに考えています。その様子を見ていると私まで楽しくなります。
さらに主人の起こしたイメージ画を基に、素材を考えたり実際の形にしたりするのが私の仕事です。そしてそれを何度も直しながら、主人と私のイメージを商品サンプルとしてあげてくれる有能なパタンナーがおりますので、すべてのスタッフとのコミュニケーションで1つの商品が仕上がっていく喜びと満足感があります。
毎日がとても新鮮なんです!

私達は二人で同じ仕事をしていますから、家でも洋服の話になったりします。楽しい時も苦しい時もいつも一緒でしたから、夫婦の絆も益々深くなっていると実感しています。

 

▼これからの夢を教えて下さい

 

てぃーぐまモデルファミリー

 t-gumaには、架空のキャラクター達(あるファミリー)とそれらが織り成す物語があります。南国にある夢の島へやって来たファミリー(夫・妻・子供の3人家族)が、そこでゆったりとバカンスを過ごします。

ここでは様々な動植物や人々との出会いを経験し、家族皆が成長していくわけですが、『楽しい出来事』もあれば、『危険な出会いや誘惑』などもあったりする・・・。そういった様々な出来事や動植物を洋服にデザインしていきたいのです。そしてこのファミリーをモデルにした、オシャレでカジュアルなメンズブランド・レディースブランド・キッズブランドを確立させたい。さらにそれらを、一つの大きな『t-gumaワールド』へと成長させていきたい。

この物語に終わりはありませんから、突然、新しいキャラクターが登場(新ブランド立ち上げ?)し、予想も出来ないようなストーリー展開になっていくかもしれません・・・。ですから物語がどんどん膨らみを持って進行していく中、t-gumaの商品も広がりを増していきます。

 

t-guma:南国での危険

主人にも近い将来、実現させたい夢があります。それは、ご家族みんなが楽しめる『t-gumaドーム』の建設。

この中にはフードコートがあったり、キッズの遊び場があったり、そして洋服のショッピングが出来るスペースももちろん創りたい! この空間に足を踏み入れた瞬間からリゾート感にあふれ、家族皆が心からリラックスしエンジョイできる、そのような施設づくりを主人は考えているようです。

皆様へのメッセージとして、t-gumaの世界観に触れることでご家族の方々と一緒に楽しんでいただけたなら、私達スタッフはとても嬉しいですね。これからも、そのような展開を起こしていきます。

 

【取材後記】

『夢』と『希望』を分け与えていただいた取材となりました。お話を伺えば伺うほど、私の頭の中にも『t-gumaワールド』が辺り一面に広がり、その中で楽しい時間を過ごしている大人達、そして笑顔いっぱいの子供達の姿が目に浮かんできました。

キーワードは『ファミリー』。でもその根本には、白川ご夫妻の『二人の絆』の強さをしっかりと感じ取ることが出来ました。そして、苦楽を共にしたからこそ出てくる言葉の一つ一つには、ご夫婦とそれに縁があって出会った人々との濃密な時間を垣間見た気がします。

t-gumaさんのこれからの『物語』の展開と『t-gumaドーム』の完成が、とても楽しみで待ち遠しく思いました。

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