
楽しい遊びをお客さんにご提案し、自らも楽しんでいらっしゃる様子を取材してきました。
▼業務内容やお店の特徴について教えて下さい
海に関するレジャーはたくさんありますが、プラスワンでは水面で楽しむ商品を扱っています。例を挙げるなら、『水上バイク』をメイン商品に『モーターボート』などエンジンのついた乗り物の販売や修理等を主な業務として行っています。
プラスワンは店をオープンさせてから18年が経ちました。そして現在の場所に移転してからは4年目になります。
沖縄にある大手のリゾートホテルを主な取引先として、水上バイクの貸し出しや業務用として開発した様々な商品のご提案もしています。
プラスワンの特徴は何といっても、会社の形をとらずに個人の企業(ショップ)として運営している点です。
会社組織にしない理由は、お客さんに気軽な気持ちで集まっていただけるように、そしてTシャツ・ハーフパンツ等のカジュアルな格好でご来店にいただけるようにという願いを込め、お店を運営していきたかったからです。
営業時間もお客さんがご利用しやすいように、10:00~21:00としました。皆さんが会社での仕事を終えて、その帰りに遊びに来ていただきやすい時間帯ということで、このような営業時間を設定しました。
他にも当店は、水上バイクの三大メーカー(ヤマハ・カワサキ・シードゥー)を扱っています。各メーカーの特色や性能などを比べての、沖縄に合った機種選びのアドバイスをしています。又、沖縄は、高温度、高湿度で、サンゴ礁に囲まれてた島なので、海水に石灰分が多く含まれ、高塩分のため、動力エンジン関係には、よくありません。それで、苛酷な環境に耐えられる物を常に研究して、沖縄仕様に特別にセットアップした物を業務用リゾートホテルさんや一般のお客さんにお出しして、喜ばれています。
▼この仕事をしていて良かったことを教えて下さい
私たちは、お客さんへ商品を販売する前に必ずお訊きしていることがあります。それは「どんな遊びがしたいですか?」ということ。 お客さんのニーズをしっかり把握した上で、それに合わせた機種選びをして差し上げることはとても大切。
そうすることでお客さんの満足度を100%にし、「自分の希望にピッタリのものを勧めてくれてありがとう!」「とても使いやすい。本当にすばらしい!」「ここで購入して良かったよ。」というお言葉をいただくことができます。お客さんからのこういった言葉が嬉しいですね。
そしてこのお客さんたちがまた別のお客さんをご紹介して下さるので、さらに大きな広がりになっていくのです。
それと、リピーターになって下さる方が多いのも嬉しいことです。
もう一つ付け加えると、私も海で遊ぶことが大好きですから、当店で主宰している『チーム プラスワン』でお客さんと一緒に遊べることが何より楽しい。仕事と遊びが繋がっているところに、この仕事の魅力があると思います。
▼この仕事で苦労されているところを教えて下さい
現在の沖縄県では、水上バイクの登録台数が約2000台あります。これは業務用・個人用を合わせての数です。これだけの登録台数がありながら沖縄県では、実は水上バイクを走らせるゲレンデがとても少ないのです。
「沖縄は海に囲まれているのだから、どこでも乗れるだろう。」と思っている方には、信じられない話だと思います。ですが沖縄はサンゴ礁の島なのです。
それで沿岸の遠浅部分があまりにも浅すぎる(水深60センチ以下では走行不可)ものだから、水上バイクの上げ下ろしを含めて走らせられる場所がどうしても限られてしまうのです。
言い換えると、狭い区域に水上バイクが集中してしまい、とても混み合っている状況なのです。
するとそこでは地元の方々とのトラブルが生じ、様々な苦情が出てきたりするのです。
そこで、警察や海上保安庁とガッチリ手を組んで年に十数回パトロールを行っています。
そして水上バイクの愛好者たちに「海のマナー、ルールを守りましょう!」と呼びかけています。
水上バイクの良い点は機動力に優れ、60センチ以上の水深があれば走行可能であるということ。だから消防署や警察署も所有しています。 しかし事故が起きた時にすぐ救助活動が行えるのは、実は一般の愛好者の方々なのです。そして実際の救助例もかなりの数になっています。 人命救助の場面で社会的貢献をしているにもかかわらず、そちらは表(例:報道)に出にくい。逆に地元の方々とのトラブルがクローズアップされてしまっているのが現状なのです。
そうなってくると、我々はお客さんに商品販売をしているだけではいけません。
ルールを守って楽しく遊んでもらうための指導も必要となります。そして、地域で抱えている諸問題を解決していくことが我々の課題であり、現在、苦労している部分でもあります。
▼これからの抱負をお聞かせ下さい
先ほどもお話したとおり、沖縄では水上バイク用のゲレンデがあまりありません。この問題を解決するために行政などへ働きかけて、専用ゲレンデの建設を目指していきたいですね。
愛好者の方々にはルールを守っていただくための指導を行いながら、楽しく遊んでほしいと思っています。
ですからそれに向けて尽力していきます。
お話を伺っていて意外だったのは、
沖縄には水上バイクのゲレンデがあまりないという部分。
海に囲まれた場所だけに、「水上バイクを走らせるには困らないだろう」と私も単純に思っていました。
それに水上バイク愛好者と地元の方々とのトラブルというのも気になります。お互いを尊重しながら、皆が気持ちよく海やその周辺を利用する道を模索していくことはとても大切。
そのためのプラスワンさんの役割は、今後さらに大きなものになっていくでしょう。
船舶免許を所持している私にとっても決して他人事ではない話題。
一緒に考えていきたいと思った取材でした。



ジェットマリンショップ プラスワン














