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株式会社 天成

 

株式会社 天成 インタビュー

 

今回は株式会社 天成の富山芳文 取締役統括本部長にお話を伺いました。
食品を凍らせずに長期保存が出来る、第三の保冷技術「氷感」について語っていただきました。

▼業務概要をお聞かせ下さい

 

株式会社 天成当社の主力業務としては氷感技術を使った「氷感庫」の販売を行っております。

島根県のベンチャー企業「株式会社フィールテクノロジー」が開発した食品を凍らせずに長期保存が出来るもので、冷蔵と冷凍の間の温度帯を利用した保存技術です。

従来の長期保存は冷凍の技術が用いられていたのですが、これまでにない画期的な保存方法が可能となっております。

今回、沖縄県総合事務局から評価を頂き、県内の主要企業、約4,000社に対して総合事務局側から案内をしていただけるということで応援をいただいておりまして、今後、県内の業界の間 ではかなり話題になってくるのではないでしょうか。

 

▼氷感技術を使った「氷感庫」についてお聞かせ下さい

 

富山芳文 取締役統括本部長|天成冷蔵庫内に高電圧を加え、「コロナ放電」というものを発生させます。

同時に人体に影響のない微量の電流を流し、静電環境を作り出します。

そうすることで庫内の食材などの分子にわずかな振動を与え、氷点下の温度でも凍らない状態で長期保存が可能となり、結果、食材のロスを激減させることが出来ます。

 

さらに、「コロナ放電」により発生するマイナスイオンやオゾンは制菌、殺菌作用をもたらし、 さらに細胞を傷めずに長期間鮮度が保たれます。

様々なアミノ酸含有量が増え、旨み成分が増し、熟成させる効果があります。
そういったデータは島根大学等により実証されていますね。

 

現在、泊北岸の「泊いゆまち市場」で利用している業者の方からは、特にマグロの保存状態がとても良いと好評をいただいています。

他にも那覇市内のホテルなどへも氷感庫を導入していますね。

 

氷感庫プレハブタイプ島根県のJA石見銀山(いわみぎんざん)でお米を「氷感庫」で保存させることにより、鮮度はそのままで粘りや、甘味を上昇させた「氷感米」を販売しています。

この「氷感米」を全国発売するのに先立ち、商船三井が氷感庫の設備を船のコンテナに搭載し「氷感米」を運搬するテスト航海を予定しており、「JAおきなわ」や県内企業からも高い注目を浴びていますね。

お使いの冷蔵庫のタイプによっては後付けが可能なので、設備投資のコストはかなり抑えられると思います。タイプはプレハブタイプと業務用冷蔵庫タイプがございます。

 

▼各業界へのニーズについてお聞かせ下さい

 

食品を凍らせずに長期保存「氷感庫」は農業・食品・医療に対して期待される部分は大きいと思いますね。

農業に関しては農作物のいい商品をいい状態で、安定した価格で提供できると考えます。

食品業界では昨今、食中毒、ウイルス等の問題が取り上げられていますので、「氷感庫」を活用することによって、菌などの発生を抑制しながら熟成保存が可能となります。

医療分野に関しては本土の大学などで血液や臓器の保存の共同研究が進んでおり、特許も取得しています。それから「氷感庫」を搭載した自動車もトヨタとの共同開発により完成しております。

食品・物流・医療の3つの分野で脚光を浴びてくるのではと考えていますね。

大手企業からの技術提携の依頼がきているものですから、これからが非常に楽しみです。

 

▼好きな言葉はありますか

 

「夢は強く願えば必ず実現する」という言葉が好きですね。
叶わないのが「夢」ではなく、強く願うことによって必ず実現できると信じていますね。
常に目標を持つことでしょうか。そういう気持ちをいつも持っていますね。

 

▼今後の決意・抱負をお聞かせ下さい

 

県内に貢献していきたいこの「氷感庫」は沖縄県内の農業・食品・観光産業などかなり広範囲の市場があると考えていますので、
我社としては出来るだけ県内に貢献していきたいですね。

 

新しい技術ではあるのですが、 商品の良さは自信がありますので、 「氷感庫」の良さを理解していただき、認知度を上げていければと思います。

 

▼最後に一言お願いします

 

やはり、「氷感庫」を利用して「いいもの」をより美味しくお客様に提供できるお手伝いをしていきたいです。食品等に関わらず、あらゆる分野でロスやムダを無くせるようになればと思います。

 

【取材後記】

記事の中ではご紹介できませんでしたが、以前、「氷感庫」で島豆腐の保存実験を行ったときのお話しを聞かせていただきました。普通、島豆腐は2、3日で傷んでしまうものなのですが、最長22日間保存することができ、実際に食べてみたところ、臭みもなく大豆本来の濃厚な味を実感できたそうです。
この技術が各家庭で利用されるのは、そう遠い話ではないと思います。
ぜひ、皆さんもこの「氷感技術」を体感してみてはいかがでしょうか。

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