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沖縄鮮魚卸流通協同組合 泊いゆまち

 

沖縄鮮魚卸流通協同組合 泊いゆまち インタビュー

 

今回は『泊いゆまち』の當山清理事長にお話を伺いました。
水産と流通の発展に力を注ぐ、その想いを語っていただきました。

▼業務内容と『泊いゆまち』を造ったきっかけを教えて下さい

 

沖縄鮮魚卸流通協同組合 泊いゆまち

 『泊いゆまち』は沖縄の海産物を広めていくことを目的とし、2005年5月にこの地(那覇市港町泊漁港敷地内)に新設いたしました。

 

この中には、沖縄県漁連市場のマグロ専門店やモズク専門店など、水産物仲卸業者23店舗が軒を連ねるほか、見学可能なガラス張りの魚解体処理室も併設しております。


ここでの水揚げ量は、一日平均で20トンくらいです。多い時は50トンに及ぶこともあります。
水揚げされたもののうち約70%はマグロです。

 

水揚げ後、せりは朝の5時半からスタートし、1時間半から2時間かけて取引されます。その後は、解体室で解体した魚をこの中の店舗に並べ、さらにそれ以外のものは、スーパーなどへ配達されます。一日の中で特に忙しいのは午前中で、目が回るような状態です。


この施設を造ったきっかけを話すと、元々私は、船会社の社長や船長をしながら県外や海外にも頻繁に出ていました。

 

様々な場所で様々な水産業の実態に触れていくうちに、自分の住む沖縄の水産振興に貢献したい、海産物流通の安定に力を尽くしたいと考えるようになりました。

 

そして長い時間をかけて、自分の信念とアイデアを皆さんに理解していただき、多くの方々の力を借りながらやっと『泊いゆまち』を完成させることができたのです。

 

ここに至るまでには、数々の難題が待ち構えていました。たった一人では、決して成功することのなかったこの大事業も、皆さんの応援と心強い力があったからこそ成し遂げることができたのです。

 

▼この仕事をしていて良かったことや苦労したことを聞かせて下さい

 

當山清 理事長 泊いゆまち

 水産振興に全力を尽くしているうちに、現在は、「非常に役立っている」という評価を周囲からいただけるようになりました。これがこの仕事をやっていて良かったと思う事です。

 

水産振興は、『魚を獲る』という仕事だけではなく、毎日の『せり』を成功させ、さらにはその後の『流通』という大きな仕事も受け持っています。

 

魚価を安定させ、消費者の皆さんや漁師さん、そして仲買人さん達のためにこれからも頑張っていきます。

 

大変だったのは、この施設を造ろうと決意し、それを実行に移し始めた頃ですね。先ほども少し話しましたが、水産業と流通業の安定と発展を目指した『泊いゆまち建設の構想』は、当然、自分の力だけではその実現は不可能なことです。

 

沖縄県や沖縄鮮魚卸流通協同組合、沖縄県漁連を中心とした多くの尽力、そして同業他社の方々のご理解など、時間をかけながら様々なことをクリアしていき、やっとのことで現実のものとなりました。

 

▼普段、心がけていることを教えて下さい

 

親からの教えですが、全ての面で『真面目に物事を行っていくこと』です。

それと仕事においては、『歴史を知る』ということですね。

 

水揚されたばかりの新鮮な魚例えば水産業において、昔はどんな様子であったか、現在はどうであるか、そしてそこから将来はどうなっていくのか…。

 

その時々で優れている部分、問題な部分、改善すべき部分など、常に勉強し続け学ぶ姿勢を忘れないようにしています。

 

そして歴史の流れの中で、未来を考えていかなくてはならない。このことは、後輩達にもよく話しています。

 

人間は、過去に自分達がしてきたことを理解していかなければ、その後の未来はないのではないか、と思っています。

 

特に、今は世の中がとても早いスピードで進んでいますね。私が若い頃には、十年一昔と言われるように10年単位で流れを考えていくことができたけど、今の時代は2~3年で様々な状況が変化しています。

 

そしてこれからも、そのスピードはどんどん早まっていくでしょうから、こちらも追い付く努力をしていかないと、すぐに取り残されてしまいます。

 

これは水産業に関係している仕事にも、それから他の仕事にも同じことが言えます。そして追い付こうとするだけではなく、常に先のことを考えながら、一歩前を進んでいくことが大切。


泊いゆまち 店内風景黙っていても何も始まらないので、頭を使って、身体を使って、新しいことを自分から開拓し続けていく必要があります。

 

さらに言うと、これは生涯に渡って終わるということはありません。

 

 

 

 

▼今後の抱負を聞かせてください

 

沖縄近海というのは、全国的に見ても豊富な漁場だと言えます。マグロに関しては、特に誇れる場所であります。ですから将来は、全国のマグロ船がここで水揚げできるようにして、沖縄の漁業を発展させること。

 

さらには、この地から日本全国へ向けて水産物の流通を盛んにしていくことが私の夢です。
そうなっていくように、現在取り組んでいる最中です。

 

【取材後記】

周囲を温かく美しい海に囲まれた沖縄では、水産業に関する仕事は重要かつとても身近なものです。それだけに、ここは『売る人』も『買う人』も活気に満ち溢れ、沖縄の『経済』と『台所』を支えている大切な場所の一つなのだと実感しました。

『泊いゆまち』の『いゆ』とは沖縄方言で『魚』、『まち』は『市場』の意味です。インタビューをしていて感じたのは、現状で満足することなく常により良い状況を目指す『姿勢』。 そして時代の流れや変化に対応しながら、新しい分野へも挑戦していく『パワー』。當山理事長の水産と流通の発展を願う強い想いは、 過去から現在そして未来にまで続けられていく不断の努力によって、きっと成し遂げられていくことでしょう。

これを読んでいる沖縄内外の皆さん、『泊いゆまち』へ行けば新鮮な魚介類だけでなく、『元気』や『パワー』までも手に入れることができますよ!

 

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