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有限会社 スケアクロウ

有限会社 スケアクロウ
今回は有限会社スケアクロウの玉田るみ子代表取締役社長にお話を伺いました。
お花の世界を通して今後の沖縄を熱く語っていただきました。

▼お仕事の内容とプリザーブドフラワーについて教えて下さい

 

有限会社 スケアクロウ

プリザーブドフラワーの専門店として制作販売と、その手作りを楽しんでもらうためのスクールを開講しています。

プリザーブドフラワーとは、花の美しい姿を長期間保つことができるようにと加工を施した花のことです。

もう少し付け加えると、花は水によって生きていますから、その水がなくなってしまうと枯れてしまいます。

花の美しさを長期間保つために、水の代わりとなるアルコールで保水・保湿を与えるわけです。アルコールの中には、女性がお顔につける化粧品と同じような保湿剤(ヒアルロン酸やコラーゲン等)が入っています。

そして加工のために脱水液と染色液を使います。旬の花を用いて、一日は脱水を行い次の一日で染色します。

その後、乾燥に一週間かけます。染色ついては、現実には存在しない色合いを出すこともできます。そうやってプリザーブドフラワーを作っていきます。

 

▼スケアクロウさんの特徴を教えて下さい

 

玉田るみ子 代表取締役社長

私共では、プリザーブドフラワーに関する文部科学省許可の資格5部門をコースとして用意していて、その指導を行っています。

すでに作られたもの・市販されたものだけではなく、地域の素材を活かした手作りの良さを楽しもうという方々が増えてきました。

また、楽しみながら資格を得ることができるので、将来に活かしていくこともでき、毎日の生活の充実にも繋がっていくのではないか、と考える方も沢山います。

スクールでは年齢層も様々で、これからプロを目指そうとする若い方々や、定年後、新しいことをやりたいと考えている方々も来られています。

プリザーブドフラワーの制作に集中している時間がすごく楽しいので、そういうところが、皆さんの関心が集まる理由の一つなのではないでしょうか。

それと、フラワーアレンジメントは基礎が大切です。スクールでは、そのことをしっかり教えています。

 

プリザーブドフラワーのブーケ

そうすると、プリザーブドフラワーの資格を取りにきたのに、生花の知識や技術も必要になってきて、「生花も教えて下さい。」というようになります。

スケアクロウではお花に関することをトータル的に行っているのですべてをお教えすることができます。他にはガーデニングもやっています。

一番人気のあるコースは、『よくばり趣味コース』ですね。ここではプリザーブドフラワーや生花はもちろんのこと、ガーデニングや盆栽まで取り扱います。

お月謝制で月二回実施しています。やりたいものをやるのが『よくばり趣味コース』です。「今日は何をやりたい?」と訊いて、例えば「今はギフトシーズンなので、そのための生花のアレンジメントがしたい」と返ってきたら、それを行うというように…。

特に年配の方はこのコースの受講者が多いですね。なぜなら、ここだけで花全般のことが学べるお得なコースだからです。プリザーブドフラワーだけに特化していないところに強みがあるのではないでしょうか。

 

スケアクロウ 店内風景

それとスケアクロウは、プリザーブドフラワーのお店の中でも扱っている商材の数は一番です。

身近なものから普通のお店では扱っていないものまで幅広く持っています。

それはなぜかというと、外国で留学や様々な経験を積んできた分、いろいろな商材を見て聞いて知っているからです。

これも特徴の一つだと言えますね。

 

▼玉田社長にとって『お花』とは?

 

プリザーブドフラワーを作る玉田代表

私は私自身の人生を、『花=ライフ』と言い表すことができます。お花で一生を終えられたら幸せですね。

そして、少なからず私の影響でお花を始められる方が出てきていることがとても嬉しいし、そのような立場にいられることが光栄です。

これからも一人でも多くの方に関わってもらうことで、その方がお花に目覚めていってもらえるといいなと思っています。

そしてそういったことから始まり、将来の沖縄のための『後進づくり』をしていきたいという思いが、頭の中を駆け巡っています。

 

▼今後の方向性や夢についてお聞かせ下さい

 

プリザーブドフラワーの入った時計

沖縄という場所は、観光関係の産業がメインであるということは否定できない事実であります。

そしてその中には、花の存在も不可欠な要素になっていますので、環境美化や自然保護を訴えながら広めていきたいですね。

具体的には、本島・離島を問わず全ての島を『公園』にしたいという夢が、私にはあります。

島ごと公園にをモットーに今年から沖縄海洋博覧会記念公園での“美ら海花まつり”で沖縄初のハンギングバスケットコンテストを開催しています。

私は、沖縄県のハンギングバスケットマスターですので、海洋博覧会記念公園財団のバックアップで、講習会も開催させていただいていますが、常に限定の人数を上回るほどの盛況ぶりなので、今後ますます花を通して、観光の一環も担えるのではないかとうれしく思っています。

それと、現在お話をいただいているのが、ある離島で『フラワーラインを造って下さい』という依頼です。

さらに、あちこち海外旅行していて実感したことは、沖縄も『アジア』なんだということ。ですから沖縄を含めたアジア全体で、リゾートウエディングの市場開拓が必要だと思いました。

そういった部分を観光で訪れた方々に感じてもらうためには、『花』に関するスペシャリスト養成がこれからは必要です。私はそこにも力を入れていきたいと考えています。

 

染色したプリザーブドフラワー

他にも『花』ということで、決して忘れてはならない重要な分野に『農業』があります。

利益優先になりがちな風潮の中、『環境保護』を常に頭に置きながら、将来において中心を担う若い方々の人材育成が必要になってきます。

そういう若い方々を各地域でバックアップして、失敗を恐れないで良い方向へ目指していける人材を育てていってほしいです。そのためのプロジェクトでしたら、どんなことでも協力は惜しみません。

 

【取材後記】

一口に『花』とは言っても、その世界はとても広いものなのだということを一番初めに感じました。その『花』から通して見た現在と未来の沖縄。良い部分もある反面、環境問題を筆頭に、解決していかなければいけない問題も山積みなのだということを考えさせられました。

プリザーブドフラワーの保存期間について質問してみると、現在、お店の中では7年くらいもっているお花もあるとのこと。それを聞いてビックリしてしまいました。日常生活の中で、お花は意識するしないにかかわらずとても身近な存在です。しかし意識をして見てみれば、その美しさによって人々の『心の清涼剤』となることは間違いありません。それがもっともっと世の中に広がっていけばなと、願わずにはいられませんでした。

そして、好きなことをお仕事にされている玉田社長の姿は、そのエネルギーと輝きで眩しく見えるほどでした。取材をした私達もそのエネルギーをいただくことができ、今後の活力へとすることができました。

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