
『アロマ』と『健康』の関係について語っていただきました。
▼業務内容をお聞かせ下さい
現代はストレス社会です。周りを見ていると、とても疲れている方が多いように思われますね。
それで、日常のストレスから少しでも解放されるような時間や場所が身近にあれば…と思い、このような空間を造りました。
フランジパニでは、岩盤浴とアロマトリートメントをお客様にご提供しています。
デトックスを生活習慣の一部としてとらえ、岩盤浴やトリートメントを利用していただくことで、身体の中に溜まったストレス・毒素・老廃物などを外に出していきます。そうすることで、心と身体の健康維持をお手伝いしています。
こだわりの岩盤浴は、40種類の天然鉱石を調合し肌触りの滑らかな7種を完備。冷房・暖房に囲まれた日常生活の中で、汗をかく機会が少なくなってきている最近の私達は、皮膚の中にある汗腺がしだいに退化し、汗が出にくい体質になってきています。
岩盤浴に入って、身体を温めることで発汗と排毒の機能を呼び起こし、代謝活動を活発にさせていきます。
アロマテラピーとは、植物療法のことで香りを利用して心身に働きかけることです。当店のアロマトリートメントは、植物から抽出されたオイルをその植物療法に基づいてお客様の体調や好みに合わせてブレンドし全身の経絡とリンパに働きかけながら施術をしていきます。
アロマトリートメントは、特に岩盤浴後に行うと、薬効成分の浸透が抜群で体質改善やダイエットに効果を発揮します。他にも、アロマショップやアロマ教室の運営も行っております。
▼フランジパニさんの特徴を教えて下さい
立地条件の良さとアクセスの便利さから、仕事帰りにも気軽に寄れるというのが当店の特徴の一つになっています。
一般的に身体のケアを、誕生日や旅行などでどこかのリゾートやホテルへ行った時や、自分へのご褒美にやってみるという形もありますが、それはそれで特別なことですから良いとは思います。
しかし、もう少し身近な形で、生活の一部に取り入れてみてはいかがでしょう。
ストレスや老廃物などをたくさん溜めてから年に一回まとめてケアするよりも、週に1~2回くらいこまめに時間を作ってケアするほうが、自分の健康状態に敏感になることができます。
自分の身体の良い状態を覚えると、少し調子が悪くてもすぐにそれに気付きますから、決してひどくはならないのです。
これは予防医学の見地から考えても、とても大切なことなのです。そうやって自分自身の身体と向き合える時間を持ってほしいですね。
特に、全国的に比較しても、成人病や肥満がとても多い沖縄において、もっと自分自身の身体に意識を向けることが必要だと感じます。
それともう一つ、これが当店の一番大きな特徴になりますが、それは来ていただいたお客様一人一人の五感を刺激することへのこだわりを持っている、ということです。
現代人のストレスの原因の一つとして言われているのが、五感のバランスの偏りです。そこで、視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚の全ての感覚に、リラックスできる刺激をバランスよく与えることで癒しの効果を生みながら、心と身体の健康に良い影響をもたらすことができます。
例えば、ご来店してすぐにわかる良い香り・美しい映像・ゆったり流れる音楽、そして美味しいハーブティーなど…。
お店の扉を開けた瞬間からフランジパニは始まっています。
忙しい一日の中のわずかなひと時を、あなたの心と身体のために、ごゆっくりお過ごしになられることをお薦め致します。
▼モットーをお聞かせ下さい
いつも自分のモットーにしているのは、『トリニティー(三位一体)』です。三つのものがバランス良く合わさって、一つになるという意味はご存知だと思います。
私は様々な三位を念頭に置いて、日々を送っています。例えば、『身体』と『心』と『環境』が揃って初めて自分の本来の姿に戻ることができる。
『免疫力』と『自立神経系』と『内分泌系』のバランスが保たれることで健康になれる。そして私共のアロマ教室では、生徒さんに「『元気』で『楽しく』そして『美しく』なれるようにお勉強を頑張りましょう!」と声をかけています。
要は、三つの事柄がバランスよく揃って初めて、綺麗なトライアングルが完成するということです。
▼この仕事をしていて良かったことや苦労していることを教えて下さい
良かったことは、いろいろなお客様とのたくさんの出会いがあるということですね。
そしてそのたくさんのお客様の顔が、岩盤浴後、あるいはアロマトリートメントの施術後に「ありがとう! 気持ちよかった!」というように明るい笑顔に変わっていくことです。
この時が特にやりがいを感じますし、何よりも一番嬉しい瞬間ですね。
苦労というか気を使うことは、特に衛生面ですね。
ここはたくさんの方がいらして身体の汚れを落としていく場所ですから、常に清掃を心がけ、清潔な環境を保つようにしています。
そして、お客様一人一人が気持ちよく安心できてリラックスした時間を過ごせるように、そのための努力を忘れないようにしております。
ですからもしかしたら、その部分が苦労しているところということになるのでしょうか。
▼これからの抱負をお聞かせ下さい
世間一般の認識として、アロマとは「香りのことでしょ?」とか「癒しだよね?」というイメージが大半を占めているように思われます。
確かに間違いではありませんが、それだけではなくもっと広くて奥が深いものなのです。当店には岩盤浴にだけ通ってくる方もいますし、トリートメントを受けにくることが目的の方もいます。
しかし、小学校高学年のお子さんで、アトピーやニキビを治したいという理由でお母さんと一緒に通われている方もいれば、精油のすばらしさを実感して「勉強してみようかな!」ということで来られている方もいます。
フランジパニではそのような方々のニーズにお応えする為に、メディカルアロマテラピーの研究機関『NARD(=ナード)【本部はベルギー】』の、アロマアドバイザーの資格取得が可能です。
また健康と美容、それとホームケアを通してアロマテラピーを生活に取り入れるための講習会を随時開催しています。
このような活動を通して、県民のアロマに対する正しい認識を広めていくことに努めながら、長寿県沖縄のイメージ回復やアロマ業界の発展に力を尽くしていきたいですね。
『アロマ』と『健康』という二つの事柄が、これほど密接な関係にあることは取材をしてみるまでまったく分かりませんでした。私も『アロマ』に対するイメージは、取材前までは一般的なそれとまったく変わりがありませんでしたから。それだけに、嘉数じゅん奈オーナーのお話を伺って、目から鱗が落ちたような心境になりました。
記事には載せられませんでしたが、インタビューの中で「本場のベルギーやドイツでは、アロマが医療行為として認められ保険適用になっているため、医者や薬剤師は重宝しています。」というお話しがありました。日本ではというと、まだそのレベルには達していません。しかしこれも一長一短で、日本もベルギーやドイツと同じようになってしまったなら、医療行為の向上が考えられる反面、アロマが医者や薬剤師のような一部の人間にしか扱えなくなり、嘉数オーナーのような情熱を持った民間の方々の施術が受けられなくなってしまいます。 日本は、これからどのような形になっていくことが一番理想的なのか…。そんなことを考えながら私達は取材を終えました。



アロマ&ストーンスパ フランジパニ















