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週刊元気企業株式会社 赤マルソウ 沖縄の素材を活かしたものづくりを大切に
今回は、株式会社 赤マルソウの座間味 亮 取締役社長にお話を伺いました。 会社・業務内容についてお聞かせください。
現在の場所(糸満市西崎)に移動する前は、那覇市首里にありました。移ってきてから12年が経っています。
それまで、味噌・醤油の仕込みは自社で行っていましたが、現在は県外の醸造メーカーと協力して行っています。
今の工場では、味噌・醤油をベースとしたドレッシングやタレなどの加工食品を中心に作っています。 時代の流れとともに、味噌と醤油だけでは会社が成り立たないという状況になってきましたので、それを使った新しい加工食品も並行して作っていこうと決めたわけです。
移転前から少しずつスタートして、現在では全体の売り上げの約40%を、油みそやぽん酢、ドレッシングなどの加工食品が占めていますね。
実は近年、少しずつ味噌と醤油の業界が低迷してきているのですが、こういった様々な調味料を求めるお客様の声を表しているのかもしれません。 商品の動きについて教えてください。
実は、県内の中学校までの学校給食にも赤マルソウの味噌・醤油が、週間2トンも使われているんですよ。
新商品開発のペースは、年間2〜3回くらいですね。
業務用についてはお客様の要望に応えて、速いペースで変更・改良を加えていますね。 会社の魅力・特徴をお教え下さい。
こういったものを作れるのは、沖縄県内で「赤マルソウ」だけですからね。
実は以前まで商品開発が少なく、既存商品での展開が主でしたので、当時私が営業をしていた頃に感じていたことは、「売る商品が無い」という事でした。
メーカーである以上は、やはり常に新しい商品開発をしなければならないと痛感していましたので、現在は商品開発、企画担当をおいてそこにも力を注いでいます。
大手のメーカーに負けないような商品開発力が、ここ数年でしっかり付いてきて、人も育ってきているのではないでしょうか。
魅力はやはり「ものづくり」ですね。メーカーの魅力は、やはりそこに尽きるのではないでしょうか。 ゼロからではないですが、無いものを形にしていくというのはやはり楽しいです。
これまで仕事に関わってきて、良かったこと・苦労したことはありますか?
あとは調味料を作っているという仕事柄、多くの食材に触れて味わう事が多いので、美味しいものを食べることが出来ます。もちろん商品研究が目的ですが、これは嬉しいですよね。
また、苦労した事についてですが、大きな苦労を感じたことはありませんね。
今でこそ、多くの方にご利用いただいている油味噌ですが、10年ほど前に商品として出したばかりの頃は「みんなが家庭で油味噌を作っているのに、店に置いても売れるわけがない!」と、取引先にどなられたことがありますね。あの頃は、全く相手にしてもらえずどうしたものかといった感じでした。
しかし、今ではその油味噌の売り上げが全体の2割ほどを占めています。
注文が入ると携帯電話に報告が入る仕組みだったのですが、ずっと鳴りっぱなしでした。
気になっている事は、沖縄だと商品開発・製造におけるコストが高くついてしまう事でしょうか。 他にも、扱う企業の規模の大きさなどもありますが、驚くほどコストが違うのでびっくりしますよ。
私は10年以上ここで仕事をしていますが、社長になってはじめて大変だと感じる事が出てきましたね。
尊敬する人物はいますか? 尊敬する人物は赤マルソウの創業者であり、また祖父でもある「具志堅宗精」ですね。
もともとの家業である「具志堅みそ醤油」を祖父の兄が継いでいたのですが、
今後の抱負・決意をお教え下さい。
今の時代、ドレッシングひとつをとっても、家族単位ではなく個人で使用するようになってきているんですね。 こういうことを考えると、時代に合わせて商品も小さくなりますよね。
「歴史は繰り返す」という言葉がありますが、こういったものもいずれ集約されていって、 最終的には原点に戻るのではないかと考えています。
なんだかんだいっても基礎調味料は味噌・醤油・塩なんですよね。 立場上、こういう事を言うと矛盾は感じるんですが、 美味しい肉・魚を食べるときはいいマース(塩)があればいい。
食文化もレトルト化してきている今、もう一度調味料のあり方を考える時期なのかもしれません。
本土進出に関しては、現時点ではまだ考えていません。創業60周年にむけて長期計画を立てたのですが、その中でいったん本土は置いておいて、もう一度地場である沖縄をマーケティング調査し直して、シェアをもっと拡げていこうということになりました。
まずは地元から。他に目を向けるなら、足場をしっかり固めてからでないといけないですよね。
目標はすでに決定しているので、次は我々がどこでシェアを拡げるのかという事を現在協議中です。量販店・外食産業・観光産業などいろいろあるので、これを決定して行動していきます。
まずはとにかく県内でシェアを拡大させる事ですね。 最後に一言お願いします。
ぜひ、赤マルソウの商品をお求め下さい。
[[ 取材後記 ]]
創業56年という歴史ある会社を束ねる座間味社長。
醸造メーカーということで、もう少し年を召された方が代表なのだろうと勝手に思い込んでいたのですが、お会いしてみると意外と若く、脂の乗った実業家という印象を受けました。
実際に会社をこれまでよりも更に良い方向に変えていく為に、様々な動きをされているようです。
今後の業務展開を伺った際にも、「これからも私たちは調味料でいく」という答えがすぐに返ってきて、社長としての強い意志をもっているのだと感じました。
これまで同様、沖縄素材の調味料を通して、地元の健康を守りながら地元の魅力を伝えていっていただければと思います。
※インタビュー企業の詳細は企業紹介ページにて確認できます。 |
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