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週刊元気企業 【スープカレーの店kenじぃ】

スープカレーの店kenじぃ - 思い出す。古の味、母の味−沖縄流スープカレー

スープカレーの店kenじぃ インタビュー

今回はスープカレーの店Kenじぃの本岡健二店長にお話しを伺いました。
昔食べたような懐かしいカレーの味を追求し続けるその想いとは。

『Kenじぃ』さんのスープカレーとはどのような商品ですか?

スープカレーの店kenじぃ
一般のカレーは辛いというイメージがある中で、当店のスープカレーは甘口から始まって、すべて喉越しの良い『飲めるカレー』だと言うことができます。

 

もう少し付け加えると、昔、日本に初めて渡ってきたばかりのカレーを、当時のお母さん方が自分の子供たちのために食べやすいようにと、苦労を重ねながら作り変えていきました。

 

その時のあの懐かしい味をこのお店で再現したいと考え、日夜、工夫に工夫を重ねています。

そしてご飯にかけた時、スゥーと下まで浸透していくようなカレーを作りたかったんです。


スープカレーという名前を付けたのは、やがて北海道の札幌周辺でそういった名前のものが登場してきたので、この方が世間に通りやすいだろうと思ったからです。

 

ですから私共のカレーは、札幌のスープカレーが一般に広まってくる前から、家庭で作っていたものを家族に食べさせ、皆の意見を聞きながら少しずつ改良を加えていったものなのです。

 

名前はスープカレーですが、北海道のものとはスタイルの異なった沖縄発祥のスープカレー、そしてわが家独自のスープカレーなんです。

 

北海道のものは具がたくさん入っており、ひとつひとつが大きい。食べてみたらコクがあって本当に美味しかった。これなら売れるし、流行る商品だと思いました。

 

本岡健二 店長しかし当店はシンプルかつ和風に仕上げてあり、食べた後で「懐かしいなあ〜」と思ってもらえたら嬉しい一品です。

 

ですから現時点で反響があるのは年配の方が多いですね。

 

昔、自分の母親が作ってくれたような、あるいはどこかで食べたことがあるような味だなぁというのが、当店のスープカレーなんです。


それと、カッティングしてある添え物の野菜も季節によって変え、甘みがある時に使うようにしたり、あとは色が変わらないように工夫してみたりと、野菜本来の味を引き出せるように心がけております。

これは女房のアイデアです。

 

お店や商品の特徴を教えて下さい

オリジナルメニュー『ライスコロッケ』 当店のメニューは、よそにはないオリジナルであると自負しております。

 

例えば、一押しは『ライスコロッケ』。

サラッとしたスープカレーの真ん中にマッシュポテトをライスで包んだコロッケを置いてあります。

 

他には『プルたま』、『リちょっと(リゾットではないよ)』等々・・・。


メニューのネーミングにも、周りの方のアドバイスやひとひねり・ひと工夫を加え、覚えてもらえるように心がけておりますし、お店の名前『Kenじぃ』は、私が『健二』という名前で『おじいちゃん』だからそのように付けました。

 

それにアルファベットと平仮名を組み合わせることで、見た時にインパクトを持たせようと考えました。                               
値段については、沖縄には『沖縄そば』というどこに行っても美味しい食べ物がございますので、それに合わせて設定しております。しかし、ゆくゆくは沖縄そばを超える存在になりたいな。


そしてサラッとしたカレーだから、二日酔いでも口にすることができるんですよ。

この仕事をしていて、良かったことや大変だなと思うことはありますか?

良かったことは、多くの人との出会いがあったことです。

皆さんには、すごく助けていただいているという実感を持ちながらいつも仕事をしています。

 

スープカレーの店kenじぃ 店内風景それとお客様から、「美味しかったです。」「頑張ってください!」などのお声をかけていただいた時には、嬉しかったですね。

 

特に5歳くらいの小さなお子さんから、「ごちそうさまです、美味しかった!」と言われた時には、本当にスープカレーを作っていて良かったと思いました。


それと、いつもよくしていただいている所から、『幸せの黄色いスープ』というネーミングをいただきました。どこかで聞いたことのあるような言葉ですが、とても気に入っており、これからも使っていこうと思っています。

 

このネーミングが出たあとには、土曜・日曜にカップルの方たちが来てくださるようにもなりました。
大変なことというのは、ズゥーと立ちっぱなしでいるということですかね。

 

このお店は定年退職してから開きましたが、前職を含め全く初めての職種です。

立っていることの大変さというのを考えてみた時、例えばデパートの店員さんなどは、きっとこんな苦労やあんな苦労があるんだろうなぁと色々思えてきました。

今後の抱負を教えてください

できれば、このスープカレーを誰でも作れるような形にして、チェーン店化したいという考えを持っています。

札幌のスープカレーが東京まで進出したのなら、私たちは南の方から東京へ進んで行きたいですね。


そして、これは抱負というのではなく希望なのですが、今後、同じようなスープカレーのお店(他店)が沖縄にもできてきたら嬉しいなと、私は思っています。

 

あっちにもこっちにもいろいろな店が立つようになって、同じスープカレーでもお店によってそれぞれの特徴や個性を持ち、沖縄全体からそれを発信していけたならすばらしいことですね。

最後に皆さんにメッセージをお願いします

オリジナルメニュー『プルたま』このようなスタイルのお店は、沖縄では初めてということもありまして、この周辺においても、まだまだ来られていない方々はたくさんいらっしゃいます。

 

そのような方々にも、まずはとにかくいらしてほしいと思っています。そしてご来店の際には、我々スタッフにも話しかけていただけたら嬉しく思います。

 

アットホームな雰囲気を大切にしながら、お客様との交流やコミュニケーションを通して、なおいっそうスープカレーを進化させていきます。

 

チェーン店を目指してはおりますが、それぞれのお店でそれぞれの地域のお客様に『心』をお届けしたい。

そんな店創りを目指しながら、これからもたくさんのお客様の笑顔に出会いたいと願っております。

[[ 取材後記 ]]

 

場所は糸満市西崎小学校の真ん前。お店に足を踏み入れてみると、そこは静かなBGM と穏やかな時間が流れる癒しの空間でした。白をベースに、ところどころ茶や黄色のインテリアをさりげなく配置した店内は、すでにスープカレーをイメージ。

本岡店長を始め、ご家族の方々が切り盛りする文字通り家庭的なお店で、私たちは試食までさせていただきました。いただいたメニューは、本文でもご紹介した一番人気の『ライスコロッケ』とユニークなネーミングの『プルたま』。

 

前者はコロッケを少しずつちぎり、スープカレーにつけながら食べるとそのハーモニーは絶妙。

後者はライスとパインのかけらを、薄めに広げた半熟タマゴで包んだ一品。もちろんその周りにはスープカレーの海が広がっています。皿を揺らすと半熟卵がプルプル揺れることから『プルたま』と命名したそうです。

どちらも優しい味がして忘れられません。そしてそれとは対極する形で付いているサラダのシャキシャキ感は、最高のコンビネーション!
懐かしさと新スタイルが同居しているスープカレー、皆さんもぜひ体験してみてください。

※インタビュー企業の詳細は企業紹介ページにて確認できます。

スープカレーの店kenじぃ→


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