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週刊元気企業 【食品サンプル 山月】食品サンプル 山月 - 食品サンプルの『広くて深い』世界へようこそ!
今回は食品サンプル山月の屋良聰代表にお話を伺いました。 山月さんの仕事内容をお聞かせ下さい
食品サンプルについてもう少し説明を付け加えると、レストランなどのショーウインドウに置く料理のサンプルや、空港などで売っている土産用お菓子のサンプル、そしてギフト商品(かまぼこなどの水産加工物やハムなど)のサンプルを扱っています。
それと現在取り組んでいるのは、医療用フードサンプルです。これは、糖尿病を患っている人達やメタボリックシンドロームの人達に対して、食事指導をしていく時に使うものです。
元々は、サンプルをつくるのに蝋(ろう)を材料にしていましたが、15年くらい前から合成樹脂(プラスチック)に変わってきました。
その理由としては、蝋は熱に弱く溶けてしまいます。特に沖縄では、蝋を使った食品サンプルは直射日光ですぐにやられてしまいます。
それに、当店ではキーホルダーや携帯ストラップなどの商品も製造・販売していますので、熱や力に弱く傷つきやすい蝋ではすぐにダメになってしまいます。
さらには、昨今の沖縄ブームで『ゴーヤー』や『シークヮサー』などに代表されるように、こちらの様々な食材が有名になってきましたから、観光客向けに作る我々の商品が増えてきたところがあります。
実際の食べ物の種類が増えるに連れて、サンプルも増えてきたというのが現状ですね。
この仕事の魅力をお聞かせ下さい
受注生産が主なので、お客さんのほうから「こんなものがあったらいいなぁ。」とか、「こういうものは作れませんか?」という話しをよくいただきます。
ですから、まず『お客さんの声を聞く』ということが大切です。お客さんからの声を商品に反映できた時、それが商売へ結びつくことになります。
そう考えると、『お客さんの声をどれだけ形として実現させることができるか』、それが課題であり魅力でもあると思います。
しかし、たまには変わった注文をされる方もいらっしゃいます。面白いものとしては、『沖縄そばを食べているシーサー』『タコライスを食べているシーサー』など、従来の食品サンプルの考え方にはない、遊び心を持ったアイデアを商品化した例があります。
本物の果実を割ってしまうと、それはもう売り物にならなくなってしまうけど、サンプルなら腐ることはないのでいつまでも置いておけます。
さらに、この前やり終えた仕事には、県立博物館の展示用として、琉球王国時代の食事の再現をするというものもありましたし、現在も残っている沖縄の郷土料理を、後世に残していくためのサンプル化など、その用途は広がりを見せています。
この仕事をしていて良かったことを教えて下さい。
例えば、ハムのサンプルを作っていた時には現物を見て、これは『オスかメスか』『発情期かそうでないか』『ストレスを抱えているかいないか』など。
あるいは、ちんすこうなどの焼き菓子の焼き上がり具合も、外から見た時に『どの状態が一番美味しいのか』など。
その道を極めた者でないと分からないような深い部分を、それぞれの食品のサンプル作りを通して学びながら吸収していくことができるのです。 これは、他の仕事ではなかなか経験できないことだと思います。 これからの抱負をお聞かせ下さい。 一般の人達にも、手に取ってもらえるような商品をたくさん作っていきたいですね。それと、店舗もショールームの部分をさらに充実させていきたいです。
一つは、もう少し『遊び』の部分を持たせていくこと。するとそこから、新しいお客さんに来ていただけ、そして新しい商品の発想にも繋がっていくのではないかと思っています。
[[ 取材後記 ]]
食品サンプルを作る仕事というのは、とても『広くて深い』世界であるということを実感しました。
※インタビュー企業の詳細は企業紹介ページにて確認できます。 |
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