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週刊元気企業 【陶芸教室IPPO(イッポ)】陶芸教室IPPO(イッポ) - 作品づくりの第一歩は、細部にわたる想像力
今回は陶芸教室ippoの平良みどり先生にお話を伺いました。 こちらの教室の特徴をお聞かせ下さい
陶芸教室なので、土をさわって物を作るというのはどこでも一緒だとは思いますが、それ以外の部分で当教室の特徴を挙げると、イベントごとが多いということです。
これは、名護市にあるカフェ『いしぐふ〜』のオーナーさんのご厚意で土地の一部を使わせていただき、参加者全員で窯づくりから始めていきます。
窯が完成したら、今度はその中に各々の作品を入れて焼成します。普通、よその陶芸教室では、生徒さんが教室で粘土を使って形にしたものを、「先生、これを焼いて下さい。」というようなスタイルのみで行っている所が殆どだと思います。
しかしここでは、火を見ながら自分達で実際に焼いてみることで、最初から最後まですべての工程を経験し、生徒さんに達成感を味わってもらっています。
生徒さんそれぞれの焼き方によって、その出来上がりは変化します。そこで降って湧いた疑問に対しても、生徒さん同士でお話しながら楽しい一泊二日を過ごしています。
ここでは日常生活から離れ、仕事からも離れ、ある意味、非日常の世界でワイワイガヤガヤ。あっという間に時間が過ぎていきます。
子供さん対象のクラスも開かれているそうですね 『子供造形教室』というクラスがあります。6歳の子から通っていまして、土曜日に開いています。 なぜ子供のクラスを作ったかというと、私は元々、高校で非常勤講師をやっておりました。
そして学校を退職する時期に完全週休二日制が導入されたこともあり、子供達は土曜日も休みになりました。すると、普通の家庭では進学塾を考えるようになります。
しかし、情操教育や物事を創造する面において、沖縄は内地に比べて遅れていて、わざわざ通わせたりお金を出したりというようなことに抵抗を感じる傾向があります。
ここに通っている子供達も毎日のように塾通いをしていますが、ここに来ることでむしろ息抜きになっています。
私はできるだけ多くの子供達に、物を創造できる空間を提供していきたいと考えています。
そして、それをどこまで細かくイメージできるかということが重要で、例えば、ただ漠然と昆虫を想像するだけではなく、『手足の細部はどうなっているのか』などはそのような意識がないとできないし、このような経験の積み重ねが、想像力を養う訓練になっていきます。
もしもこれができないのであれば、今度は自分でいろいろな資料を調べてみようということで、研究することにも繋がっていきます。
次の段階では、想像ができても実際にそれを形に表すことの苦手な子供達も大勢います。 ここでは、何かを制作する時には特にテーマを設けず、個人の興味や関心で決めさせた上、3ヶ月くらいの時間を使ってじっくりと一つの作品に取り組ませます。
その中で子供達は、『どこまで細かく表現することができるか』を目標に進めていきます。 すると子供達自身に責任感が出てきて、「自分はここまで細かく表現することができた。」となるわけです。作品づくりにゴールや答えはありません。
しかし大人になってしまうと、こういうことは分かっていながら意外とできないものなのです。
そういう意味では、子供の頃からこのような機会を持つことは非常に良いことだと思っています。
普段、心がけていることなどありますか かつて、私を教え導いて下さった先生から、「風が吹いたら、その風に乗ってみるのもいいチャンスだよ。」というアドバイスをいただいたことがあります。
私も、悩んでばかりいないで、まずはやってみることが大切だと思います。当たり前のことかもしれないけれど、成功している先生のお言葉だけに、よりいっそう心の中に響いてきました。
ですから、何かあるごとに先生の言葉を思い出しながら、「今までの自分とは違うことがやれるかもしれないぞ」と考え、チャレンジするように心がけています。
今後の夢や方向性を教えて下さい
そのためと言っては語弊がありますが、陶芸教室を開いているので皆さんにはよく「陶芸教室の先生です。」と紹介して下さいます。しかしできれば、自分は作家でありたいと思っています。
それが嬉しいし、面白いし、そして子供達が成長していく様子をそばで見ていられることは、何より楽しい。
ですからゆくゆくは、この教室を総合的なカルチャースクールのようにしていきたいと考えています。そしてもっと多くの方々に知っていただいて、たくさん来ていただけると嬉しいですね。
『陶芸』だけではなく、例えば『絵画』『染物』『ダンス』など、生徒さんのその日の気分によって好きなクラスに移動でき、やりたいことが学べるようなスクールを最終的にはつくっていきたいです。
それに合わせて知人・友人・教え子の皆に各クラスを担当してもらって、私はスクール全体をまとめていけたら、という想いを持っています。
[[ 取材後記 ]]
平良先生を取材させていただいて、私が抱いた印象は『(作品づくりという)道の追求者』。これは、「自分は常に作家でありたい。」という言葉にも表れていました。話が横道に逸れそうですが、私の通っている空手道場の先生が、指導者であると同時に一人の空手家として、日夜、武道を追求し続けているのと同じような雰囲気を感じ取ることができました。
※インタビュー企業の詳細は企業紹介ページにて確認できます。 |
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