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週刊元気企業 【ちねんリビング(旧ちねんふとん店)】ちねんリビング(旧ちねんふとん店) - お客様のために一生懸命!それがお店の歴史です
今回は『ちねんリビング』の下地里子アドバイザーにお話を伺いました。 業務内容と販売商品の紹介をお願いします
当店は寝具を売っております。1950年の創業なので今年で58年になります。私の父の代から営んでいます。今さっきまでいらしたお客様も、40年以上のお付き合いがある方なんですよ。 私は途中まで他の仕事をしていましたから、お店の手伝いを始めて20年くらいです。しかしうちには、私が小さい頃からふとんの工場もありましたから、商品を作ったり古いものを打ち直したりという仕事も見てきました。 その時からのお客様が母と同じくらいの年代ですから、私は娘のような感じでずっとお付き合いさせていただいております。ですからそういったお客様方に支えられ、様々なことを教えていただきながらやって参りました。かつては『ふとん』だけで商売をしていましたが、お客様のご要望により今ではリビングで使われる小物類(レース類・スリッパ・履きやすい靴・お花など)も取り揃えるようになりました。 取り扱っている商品についてもう少し説明を付け加えておくと、掛けるふとん類は『綿ふとん』『羽毛ふとん』『毛布』『タオルケット』『ガーゼケット』など。敷ふとん類は『羊毛混』と『西川のムアツ』は硬めのものから柔らかめのものまで各種。他にも『ゲルマニウム敷パット』『ベット用パット』、暑がりの方には『麻パット』をご用意しています。枕については常に30種以上ご用意してあります。 そしてお客さんには、実際に横になって寝ている時の自然な姿勢でお試しいただくことができ、硬さや高さなどの調整も承っています。座布団は『銘仙判』『八端判』『お祝い用座布団』『法要座布団』、そして『特注』『業務用』などもご用意できます。他には『ふろしき』『クッション』『パジャマ』『バスローブ』『アロマ』『引出物各種』も豊富に取り揃えています。 この仕事をしていて良かったことを聞かせて下さい
寝具選びをする際に、健康な方なら「自分にはどれがいいのかな・・・」などと、深刻に悩むケースはほとんどありません。実際どの寝具を選ばれたとしても、大きな違いというのはほとんどありませんから。 しかし身体が不自由な方や、良い睡眠がとれない方にとっての寝具選びというのは、本当に切実な問題となってくるのです。それが精神的にも肉体的にも大きな影響をもたらすことが多いですから。 それらの様々なケースをずいぶん見てきて、私が一番嬉しかった体験談をお話しましょう。 ある日、ご夫婦で来店されたお客様がいました。そのうちお一人は、首筋の箇所に拳くらいの大きなこぶがあります。お話を伺うと、首筋は沢山の神経が通っている所だから、危険なため手術ができないとのこと。そしてさらに、普通の枕ではこぶの部分があたってしまうので、痛くて眠れないのだそうです。それで「自分に合う枕がほしい」というのが、本人はもとよりご夫婦そろっての願いでした。 真剣なまなざしで「寝たい!」と訴える様子に、何とかしなくてはいけないと思いました。しかしどんなに探しても、そしてどんなにお金を出しても、お客様に合った枕が見つからないことは分かっていたので、私は普段使っているものを、とにかく持ってきてもらうことにしました。切実な問題として「寝たい!」という気持ちに応えるために、私はその枕をこぶの形に合わせて少しずつ削り始めました。 すると、それを見ていたご夫婦の一人が急に泣き出しました。びっくりした私が理由を訊いてみると、「こんなことは考えたこともない。」と…。「何十年も寄り添っていて、こんなことは思いつかなかった。」と…。私はただ、お客様にどうにかして気持ちよく眠っていただきたいと思っただけ。ご夫婦は大変喜んで下さって、お金を沢山持って来られました。が、枕を削っただけの私が「それは受け取れません。」とお話しすると、そのご夫婦は枕カバーを買って帰られました。
この時、寝具を通してお客様の眠れない時の『苦しみ』や、逆にぐっすり眠れる時の『喜び』を思い知って、この仕事の『やりがい』と『お役に立ちたい』という気持ちを強く実感することができました。このことを実感できた時、この仕事をしていて心の底から本当に良かったと思えましたね。 他にも、お客様から「あなた達のようなお店は、決して無くなってはいけないよ!」とおっしゃっていただいた時には、本当に涙が出そうになりました。 好きな言葉を教えて下さい
好きな言葉というか、いつも私が目指している言葉は『一生懸命』です。 『懸命』という言葉を辞書で引いてみたら、『命懸けで頑張る様子』とありました。命懸けというのは少しオーバーかもしれないけど、物事に対して一生懸命取り組んでいる人の姿を見ると、私も元気が出てきて、さらに頑張ろうと思えるようになります。 それに私にとって『一生懸命』は、『一生の課題』だと考えています。なぜなら、自分は元々それとは反対の性格だと思っているからです。お客様の方が、苦労をされている方は沢山いらっしゃいます。お話を聞くたびに、自分はもっと頑張らないといけないなと思いますね。 今後の抱負を聞かせて下さい
2年後は、創業から数えてちょうど60年になります。その時になりましたら、日ごろからお世話になっているお客様に対して、『感謝の想い』を表したいと考えております。 今はそれが目標になっていますね。
【取材後記】 下地アドバイザーには初めてお会いしたにもかかわらず、何故かだいぶ前から顔見知りだったような雰囲気で取材はスタートしました。
そして、とても内容の濃いインタビューでした。本当は、ここに書いた量の3倍くらいのお話を伺ってきたのに、スペースの都合で全部を出せなくて本当に残念なんですよ。 それに接客風景なども観察させていただきましたが、その様子を一言で言うと『明るい!そして熱い!』 。大変頼りになる方だなと感じつつ、楽しい時間は過ぎていきました。
※インタビュー企業の詳細は企業紹介ページにて確認できます。 |
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